Web Marketing Primer
「予約が入った」を広告に返す道があれば、
成果が見えるようになります。
広告の画面に出る「表示回数」や「クリック数」だけでは、お店の成果は分かりません。
予約が完了したことを広告側へ返す道を作ると、どの広告から何人が予約したかが見えるようになります。
01OUTCOMES
何を「成果」として数えるかを、先に決めます。
成果は、お店によって違います。予約の完了、電話ボタン、LINEの登録、そして来店。
広告側には、どの行動を成果として数えるかを設定しておきます。
- ページの上で数えられる
- お店の中で起きる
予約完了
予約フォームの送信が終わった
電話タップ
電話ボタンが押された
LINE登録
登録ボタンが押された
来店
お店に来てくれた
02SIGNAL
予約が完了したページから、広告へお知らせを返します。
予約が完了したページに「タグ」を置いておくと、そのページが開いた時に、広告側へ「1件予約が入りました」と知らせが飛びます。
Metaの広告では、お店のサーバーからも送っておくと、ブラウザで取りこぼした分を補えます。
広告を見て、ページに来る
クリックした人が、予約のページへ進みます。
予約が完了する
完了ページに「タグ」を置いておきます。
完了ページに置くコード= タグ・ピクセル基本の道
ブラウザから知らせる
完了ページが開いた時に、タグが広告側へ知らせます。
補う道
サーバーから知らせる
サーバーからも送って、取りこぼしを補います。
サーバーから送る方法(Meta)= コンバージョンAPI
広告側に「予約1件」が記録される
どの広告から来た人かも、いっしょに残ります。
出典
- Meta ビジネスヘルプセンター「コンバージョンAPIのベストプラクティス」(新しいタブで開きます)(2026年10月確認)
- Meta ビジネスヘルプセンター「Metaピクセルについて」(新しいタブで開きます)(2026年10月確認)
- Google 広告 ヘルプ「About enhanced conversions」(新しいタブで開きます)(2026年10月確認)
Metaは、ピクセルとコンバージョンAPIを両方使い、ピクセルで取りこぼしたイベントをコンバージョンAPIで補うよう勧めています。
Googleの「拡張コンバージョン」は、サーバーから送る方法とは別のしくみです。メールアドレスなどのお客さんの情報を読めない形(ハッシュ)に変えて添え、計測の正確さを上げます。サイトのタグからも、取り込んだお店の記録からも送れます。
外部の予約サイトで予約を受けている場合、完了ページにタグを置けないことがあります。使っている予約サービスで、何ができるかを確かめてください。
03ORIGIN
どこから来た人かは、URLの末尾の印で分かります。
広告や、インスタのプロフィール・ストーリーズに貼るリンクの末尾に「UTM」という印を付けると、Googleアナリティクス(GA4)でどこから来た人かが分けて見えます。
印の名前は、あとで見分けがつくように、決めて揃えて付けます。
https://example.com/reserve
utm_source=google
どこから
utm_medium=cpc
どんな方法で
utm_campaign=spring_sale
どの企画で
GA4 のレポートには、こう出ます
- どこから
- どんな方法で
- cpc
- どの企画で
- spring_sale
予約完了
出典
- Google アナリティクス ヘルプ「URL builders: Collect campaign data with custom URLs」(新しいタブで開きます)(2026年10月確認)
例の google・cpc・spring_sale は、同ページが挙げている書き方の例です。
印の名前がばらばらだと、GA4が流入元を種類ごとに自動でまとめる時に影響すると、同ページに書かれています。
04OFFLINE
お店で起きたことも、あとから広告へ戻せます。
電話で決まった予約や来店は、ページの上では見えません。
来店や会計の記録をあとから広告側へ取り込むと、お店で起きた成果まで広告が学べます。
電話で入った予約は、そのままではクリックIDと結び付きません。電話の問い合わせを数える設定を、別に用意します。
広告をクリックする
クリックした人の「クリックID」を、ページで保存しておきます。
広告をクリックした印= クリックID(GCLID)予約が入る
電話や予約フォームで、お店に連絡が来ます。
来店・会計
お店の中の出来事は、広告からは見えません。
広告側に取り込む
来店や会計の記録を、あとから広告側へ取り込みます。
- 反映まで24〜48時間
- クリックから90日以内
出典
- Google 広告 ヘルプ「コンバージョン測定について」(新しいタブで開きます)(2026年10月確認)
- Google 広告 ヘルプ「About offline conversion imports」(新しいタブで開きます)(2026年10月確認)
- Google 広告 ヘルプ「About enhanced conversions」(新しいタブで開きます)(2026年10月確認)
外部の予約サイトを使っている場合は、クリックIDを予約の記録に残せないことがあります。使っている予約サービスで確かめてください。
Google 広告 API で取り込んでいる場合、その経路は2026年6月15日から Data Manager API に移っています。設定をする側が押さえておく話です。
05CARE
計測では、お客さんへの配慮を忘れません。
計測は、お客さんの行動を記録するしくみです。何のために何を記録するかを、サイトに分かりやすく書いておきます。
拡張コンバージョンのように、メールアドレスなどのお客さんの個人情報を送るしくみもあります。使う時は、同意の取り方と情報の扱いを先に決めておきます。
必要な表示や同意は、サイトや広告の配信先によって変わります。詳しくは専門家に確認してください。
計測するもの
- 予約が完了したこと
- 電話ボタンが押されたこと
- どの広告から来たか
ピクセルで送らないもの
- 健康に関する情報
- お金に関する情報
- 子どもに関する情報
予約や相談の内容が健康に触れる時は、計測で送る項目の名前やページのURLに、その言葉を入れない設計にします。
出典
- Meta ビジネスヘルプセンター「Metaピクセルについて」(新しいタブで開きます)(2026年10月確認)
Meta は、ピクセルで送ってはいけない情報として、健康・金銭・子どもに関するデータなどを挙げています。
法律や各社の規約の細かい判断は、専門家に確認してください。
Next Step
数える準備は、STEP 03 で一緒に整えます。
何を成果として数えるかは、お店のゴールから決めます。
広告を出す前に、予約の完了を数えられる状態にするところから始めます。